⑦第三章 愛することが処方箋1

6アトピーに大敵な心の淀み

 

生命のもとソマチッドへのストレス

 

 身体の淀みは、心の淀みになっていきます。また、心の淀みがあると、生死に係る身体の根幹DNAの前駆体であるとされるソマチッドを淀ませてしまいます。

 

 ソマチッドという身体の中の存在は、まだまだ分からない部分が沢山あるようですが、私は、澄み渡った青い空の下で、空を見渡す時に、眼球に浮かぶソマチッドらしき像を良く見ます。眼球にくっついている生物なのか、眼球の奥底の何処かの影を見ているのか?良くわかりませんが、どなたでも見ることはできると思います。鼻先を両目で見つめる感じで、目を上にずらしてみてください。背景が一色の場所が見やすいかもしれません。明らかに、血中に浮かぶソマチッドと非常に良く似ています。眼球の水分に丸い粒粒が沢山ある中に、時々長いミミズの様なものが浮かんで見えます。意外と目の前にあるものをシッカリと見てみると興味深いものです。

 

 1,950年前後、類れなる能力を持つガストン・ネサン氏は20代前半に世界で初めて、ソマチッドをリアルに見るための、“ソマトスコープ”と云う倍率の非常に高い光学顕微鏡を開発し、ソマチッドを発見します。80歳を超す現在でもカナダ郊外で、彼は生物学者として、電子顕微鏡では到底観察出来ないほどリアルなままのソマチッドの変化を観察し続けています。その結果、ソマチッドに何らかのストレスを与えてしまうと瞬時にソマチッドの変化が始まり、やがては健康でない状態のソマチッドへと移行していくことを発見します。この事実をガストン・ネサン氏は長年観察してきたにも係らず、人々のもとへ、この情報を正確に届けることが許されなかったのです。出来ないどころか、インチキであると汚名を着せられ、フランスやカナダでの迫害を受け、終身刑の判決を危うくさせられる処だったという理由はただ一つ、心が淀んでしまった人達の抵抗です。心の淀みは、身体の淀みどころか、精神の淀みへと深まっている様子を浮き彫りにしています。どう考えても、永く続かない今だけの目の前の幻想の幸せの為に、自分の孫子の時代を荒らして、偶像の中に勝利を見てしまう、幻想の勝者。事実に蓋をして、時が過ぎるまで見なかったことにでもするように。

 

 ガストン・ネサン氏は、自分が治した癌患者達に救われますが、現在に至っても、知る人ぞ知る情報でしかありません。彼の治療報告は、癌やエイズが主なようですが、ぜひ、アトピーの患者達のソマチッドも観察してほしいところです。身体生命の危機としての癌と、精神生命の危機としてのアトピーをぜひこの目で見比べてみたいものです。

 

 詳しくはガストン・ネサン氏の事について書かれた“ソマチッドと714Xの真実”故稲田芳弘氏作をお勧めします。

 

心の淀みによる皮膚への影響

 

 いずれにしても、私自身のアトピーは、心の淀みが一番の大敵でした。心と感覚は全くもって同じものであるかのように、イライラしているときは、かゆみが増します。落ち込んだ時には、皮膚がどんよりしてきます。それは、血流に影響されているという事が、実感として判りました。

 

 初夏、木の芽時が終わったころから血流が廻り始めて、身体の中から毒が“ドクドク”と外へと出ていく合図で、痒みが益々酷くなります。その痒みの為に引っ掻き傷で傷めてしまった皮膚は、ブドウ球菌等で覆われてしまい、夏の汗とともに腫れ上がって真っ赤になって行くのです。

 

 冬に痒みが出るのは、夏に赤く壊れた皮膚が、新たに再生されるためにおこり、排毒された後、乾燥して汚れと共に皮脂が入れ替わっている証拠で、ケガをしてかさぶたが取れ、痒みがおこるのと同じです。

 

 血流の廻り方には、感情のバランスが非常に関与します。昔から、カーッとすることを、“頭に血がのぼる”と云ってみたり、青ざめることを、“血の気が引く”等と云いますよね。“頭に血がのぼる”ことと“血の気が引く”ことを瞬時にやってしまうのが、アトピー体質の私で、身体はその感情の変化について行かず、血流の変化も劇場型で、とても忙しく、皮膚体温の変化が激しすぎるあまりに、絶えず身体が冷えてしまうという状態なのです。汗を一気にかくと冷たくなるでしょう。

 

 また、感情の変化が劇場型で、激しいことと共に、もう一つ徹底的に絶えず身体が冷えてしまう原因があります。それは、思考が止まり、同じところをぐるぐると悩む時に起こるのですが、呼吸が止まるのです。真剣に考え込むばっかりに、呼吸が止まると同時に、血流が止まります。血流が止まると云う事は、身体がだんだん冷えてきます。身体が死へ近づく感じです。血流が止まると酸化が始まります。つまり、血流が止まると皮膚が腐って行くのです。

 

 心の淀みによる、皮膚への影響を簡単に説明しましたが、“こころは、コロコロ変わるからココロと云う。”と昔から云われる通り、こころは感情。つまり、こころは血流の変化。と云っても過言では無いように思います。こころの安定は、血流の安定。まさしく、三大病の心筋梗塞や、脳卒中も血流の不安定から始まる病気ですし、もしかしたら、癌も、血流の何らかの変化によって起こるものかもしれません。ガストン・ネサン氏も、“癌とは、全身的な病気が局所化するもの”と云い、通常の医学で云われる“局所的な疾病が全身化するもの”という考え方の正反対の立場をとっています。これは、まさしく、身体中に散らばる血流=こころの凍結による変化と云っても良いのではないでしょうか?

 

 これまた私の大好きな京都のNPO法人気功協会、天野泰司さんの“心がおちつくやさしい気功”をお勧めします。DVDも出ているようですし、天野先生が行う“おてあて法”もとても気持ちの良いものです。

 

…画像Mao撮影:沖縄久高島にて…

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